大貫伸樹の書物楽会

2006-05-02装丁探索その144(津田清楓の装丁『三重吉全集』)

shinju-oonuki20060502

装丁楽会だより8-津田青楓の装丁『三重吉全集 櫛』

鳥をモチーフにした装丁は流行?

津田青風の装丁の中には、モチーフとして鳥がよく使われているが、杉浦非水装丁、小杉天外『七色珊瑚』の表紙にもインコが描かれている。調べたわけではないが、この時代の流行でもあったのだろう。

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蔵書票・豆本作りは「蔵書票楽会」

http://blogs.yahoo.co.jp/higetotyonmage/ をご覧下さい。

コパーズ版画教室会員募集

初心者歓迎。親切に教えますのでだれでも消しゴム版画や銅版画で、がんばれば毎回作品を作れます。

●会費:入会金1000円、月会費1000円

●於:西東京市住吉町住吉公民館(西武池袋線-ひばりケ丘駅下車徒歩10分、西武新宿線・西武柳沢からバス5分)

●お申込みはメールで大貫までお知らせください。

 md9s-oonk@asahi-net.or.jp

5〜6月の予定

●5月28日(日)9:00〜13:00

●6月11日(日)9:00〜13:00

●6月18日(日)9:00〜13:00

●6月25日(日)9:00〜13:00

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2006-04-17装丁探索その143(津田清楓の装丁『三重吉全集』)

shinju-oonuki20060417

装丁楽会だより6-津田清楓の装丁『三重吉全集』

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もう一つの津田清楓の名作

「別冊太陽 本の美」(平凡社、1986年)に掲載されているからといって、いつまでも『明暗』と『道草』だけが津田清楓の代表的装丁といっていないで、ぜひこの本も清楓の代表作として認知して欲しい。

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2006-04-14装丁探索その142(津田清楓の装丁『明暗』)

shinju-oonuki20060414

装丁楽会だより5-津田清楓の装丁『明暗』

津田清楓の装丁

津田清楓といえば、夏目漱石『明暗』(岩波書店、大正6年初版)の装丁家としてよく知られているが、この他にも夏目漱石『道草』(岩波書店、大正4年)など100冊を越える見事な装丁を残している。本名は亀二郎。清楓の号は「やがて赤く染まる青い楓に将来の可能性を託して兄が付けてくれたもの、という。

 

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2006-04-12装丁探索その141(花森安治『歴史日本』)

shinju-oonuki20060412

装丁楽会だより4 続・花森安治の装丁

●花森安治の初めての装丁か?

以前、中山富久『放列』(育英書院、昭和18年)を、花森の装丁で署名が確認できる初期のものであろうと書いたら、林哲夫さんから「もっと古い『歴史日本』(雄山閣、昭和17年)があります」との連絡をいただいた。

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銅版画サークル(定員10名)実習会開催。入会金500円、月会費500円  14:16

●4月16日(日)9:00〜13:00

●4月29日(土)9:00〜13:00

●於:西東京市住吉町住吉公民館(西武池袋線-ひばりケ丘駅下車徒歩10分)

●お申込みはメールで下記へお知らせください。

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初心者歓迎。銅版画はプレス機さえあれば、誰でも簡単にアート体験ができる。がんばれば1回で1作品を作れます。

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2006-04-11装丁探索その140(花森安治と『暮しの手帖』展)

花森安治と『暮しの手帖』展

4月9日、日曜日だというのに朝6時起きして『紙魚の手帳』38号掲載の蔵書票の原稿作り。午後からは、世田谷文学館の「花森安治と『暮しの手帖』展」最終日を見に出かけた。

 

狭いスペースにぎっしり詰まっていて、密度のある展示だった。つかの間だが1940-70年代へのタイムスリップを楽しむことが出来た。

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2006-04-07装丁探索その139(櫻井書店、志賀直哉『夕陽)

shinju-oonuki20060407

●櫻井書店の最後の出版物

瀧井孝作装丁、志賀直哉『夕陽』(櫻井書店、昭和35年9月初版)は、戦後、櫻井書店が新たに文学書出版をしようと始めたが、4点を出して終ってしまった、その最後の出版物である。

 

その第1冊目である、瀧井孝作自著自装の『生のまま素のまま』(櫻井書店、昭和34年)で採用したのと同様に瓦の拓本がここにも使われている。瀧井は第2作目となる『海ほほづき』も自ら装丁し、やはり、この本でも瓦の拓本を用いている。

 

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2006-04-04装丁探索その138(猪熊玄一郎?『仮面天使)

shinju-oonuki20060404

猪熊玄一郎?装丁、豊田三郎『仮面天使』(文潮社、昭和24年3月3版)

しばらく前衛美術の影響を受けた装丁ばかりを集めていた反動なのか、あまりにもキュートな豊田三郎『仮面天使』の表紙に魅かれてつい購入してしまった。戦後の装丁には手を出さないという、ルールも一度破ってしまうと歯止めが利かなくなりそうだ。

 

この本が発売された当時も、私と同じようにこの表紙のキューピッドに見せられて購入した読者も多かったのではないだろうか。初版は昭和23年5月だから、10ヶ月で3刷だ。装丁家は「GUEN」とのサインを残しているだけで、名前の明記は無い。戦後間もない時期のこの明るい表紙は、売れ行きへの貢献度もかなり高かったのではないだろうか。

 

見返しの模様もモダンで、古書価500円のこの本には私も大いに癒された。もちろん「頬スリ本」にランクインだ。

突然ですが、引越をします。 

このブログでは、大きな写真を無料掲載できるキャパシティがオーバーしてしまいましたので、新たに立ち上げた

「装丁楽会」http://zousyohyou.exblog.jp/

へ明日から引越をする事にしました。しばらくはこのままにしておきますが、アドレスの変更をお願いします。

 

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2006-03-30装丁探索その137(櫻井書店『旅塵)

shinju-oonuki20060330

吉井勇『旅塵』(櫻井書店、昭和21年再版)

「後記」を見るとこの本をまとめたのは昭和18年である事がわかる。昭和18年といえば、企業整備令にもとづいて企業整備、統合が行われた年であり、当時2700余社あった出版社は、わずか195社になってしまったという。

 

そんな中で「個人の企業はただ櫻井書店だけ」(櫻井毅『出版の意気地』)が残る事が出来たという。、おかげで洋紙を使った書物が発行されており、それまで統制外の和紙を集めて出版していた櫻井書店にとっては出版会から割り当てられる洋紙は少ないといえどもありがたかったに違いない。奥付には、「配給元 東京都神田区淡路町二ノ九日本出版配給株式会社」の文字を見つける事が出来る。

この本も配給された用紙?

そんな厳しい出版環境の中で敢行された吉井勇『旅塵』だが、四六判柔表紙の上製本(いわゆる地券紙本)172ページで、本文用紙には洋紙が使われている。表紙には手摺り木版画が使われているが、署名もなく、装丁家はわからない。

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2006-03-27装丁探索その136(櫻井書店)

shinju-oonuki20060327

吉井勇『百日草』(櫻井書店、昭和18年6月初版)

昭和18年といえば、櫻井書店が創立した昭和15年からわずか3年目であり、太平洋戦争が始まって間もなくでもある。出版文化協会は日本出版会と改組して情報局の統制機関となり、用紙の配給を通して出版統制をしていたので、出版も思うようには出来なくなってきた。紙が手に入らないのだ。

見返しや前扉も手摺り木版が…… 

そんな中、櫻井は統制外だった和紙を集めて、随筆集など和紙を使った見事な本を沢山世に送り出した。吉井勇『百日草』(櫻井書店、昭和18年6月初版)もそんな和紙で作られた木版刷を多用した随筆集である。写真のように戦時中発売された本の表紙にしては平和で心休まるほっとする絵である。

署名は「清」なのか「寿」なのか

見返しや前扉にも手摺り木版の味わい深い絵が使われている。表紙に署名があるが解読できず、誰が描いたのかは不明。

蔵書票楽会を立ち上げました。新作の蔵書票を連日発表.

ぜひご覧下さい。 http://blogs.yahoo.co.jp/higetotyonmage/1491132.html

銅版画サークル(定員10名)実習会開催。入会金500円、月会費500円 

●4月16日(日)9:00〜13:00、第4回コパーズ銅版画サークル実習会開催。

●4月29日(土)9:00〜13:00まで

●於:西東京市住吉町住吉公民館(西武池袋線-ひばりケ丘駅下車徒歩10分)

●申込みはメールで下記へお知らせください。md9s-oonk@asahi-net.or.jp

 新入会員には私が手解きをします。銅版画はプレス機さえあれば、誰でも簡単にアート体験ができる。がんばれば1回で1作品を作れます。

原田直子原田直子2006/03/30 11:06信愛書店です。
蔵書票のセミナーをお願いしましたが、本の作りから見る近現代史、といったテーマにも関心があります。
本に関するあらゆるテーマで面白くてためになる!そのような企画をごいっしょにつくっていただければさいわいです。
茶房高円寺書林をぜひ活用してください!
http://members3.jcom.home.ne.jp/sabo.kouenji-shorin/

shinju-oonukishinju-oonuki2006/03/30 13:59原田さん、コメントをありがとう。年内になるか来年になるか分りませんが、『続装丁探索』と『1920-30年代のモダンな装丁』の執筆を進めています。本が出る頃になりましたら、お世話になります。その時はよろしくお願いいたします。

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2006-03-23装丁探索その135(櫻井書店)

shinju-oonuki20060323

長谷川利行装丁の佐藤春夫『わが妹の記』は、本当にあるのか?

以前、架蔵書の佐藤春夫『わが妹の記』(櫻井書店、昭和16年3月)は織田一麿の装丁であるが、松本八郎「櫻井書店の櫻井均」(『加能作次郎三冊の遺著』スムース文庫、2005)には、「佐藤春夫の『わが妹の記』は櫻井書店からの発行で(一九四一年三月)、この表紙の装画には長谷川利行の絵が使われている。」とあるので、長谷川利行が装丁したと言われるこの本を、あるいはこの本の装丁にまつわる文献がないものかと探していた。

だれかご存知ありませんか?

先週、古書市で矢野文夫『長谷川利行』(美術出版社、昭和49年)をみつけ、読んで見たが、櫻井均『奈落の作者』(文治堂、昭和53年)に掲載されているのと同じ「長谷川利行の通夜」が掲載されていただけで、異装本があるのかどうかについては触れてはない。『加能作次郎三冊の遺著』に写真を掲載してくれていれば問題は解決なのだが……。

同じ通夜のはずなのに? 

しかし、面白い話も書いてあった。「天城と櫻井均氏」(矢野文夫『長谷川利行』)には、天城が書いた「故人追想」(『利行画集』)の通夜の夜の記載が、櫻井が書いた通夜の夜の話と全く違う内容になっているらしく、興味が湧いた。

この断言もすごいですな。 

この不可解な話について、矢野文夫は、天城俊彦には「性格破産者的な一面があり……」として、「天城の文章はフィクションなのである。」と断じている。

写真は矢野文夫『長谷川利行』(美術出版社、昭和49年)。

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