大貫伸樹の書物楽会

2006-09-20初山滋装丁『アラビアンナイト』

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新宿サブナードで、300円均一の古書市が15〜16日に行われた。通勤途中にちょっとのつもりで立ち寄り、本のちょっととおもいながら、7冊も購入してしまった。その内の1冊については、もう一つのブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/higetotyonmageに書いた。


2冊目がこの中島孤島譯『アラビアンナイト』下巻(誠文堂、昭和6年)。上巻はもっているので、私にとっては正に掘り出し物だ。

最近、興味を持ち出した初山滋(はつやま・しげる 1897 - 1973)の装丁なのがナンとも嬉しい。カラーのイラストが8点も入っており、モノクロの大胆な構図の挿絵もたくさん挿入されており、にわか初山ファンにとってはこの上ない魅力あふれる本だ。


本文紙の天の部分には天金ならぬ紺色の天染になっている。背文字も金箔と色箔が使われており、表紙には空押しが用いられている。初山滋の挿画は紙に印刷して貼込んである。

初山滋は、1919(大正 8)年 4月『おとぎの世界』(文光堂)を創刊、その表紙を終刊(1923年10月)まで描いている。

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