大貫伸樹の書物楽会

2006-02-06装丁探索其の百十五(「映画評論1930』)

shinju-oonuki2006-02-06

この手の装丁はつい衝動買いしてしまう。  

前回も言ったように、今まで雑誌や冊子(パンフレット)は購入しないと決め込んでいたのに、一度その掟を破って「shochikuza news」を購入して以来、古書市で雑誌や冊子が目に付いて仕方がない。先週の和洋会でもつい「映画評論1930」(映画評論社、昭和5年)を購入してしまった。装丁は須田鐘太。始めて出会う名前である。 

恩地孝四郎装丁、「写真サロン」も購入

同様にもう一冊、格安の500円だったので、有無を言わさず即座に購入してしまった。恩地孝四郎装丁「写真サロン」1933年11月号(玄光社、昭和8年)。

近代化のシンボル幾何学模様は崇拝されているかのような勢いで広まる

大正から昭和初期にかけて、建造物、交通手段などにおいて、スピード、輸送量などそれまでとは比較にならないほどの驚異的な技術革新をもって誕生した機関車、車、飛行機、船などの人工物が世の中を席捲するようになり、建造物、美術、デザイン、ファッションなどの世界でもモチーフは圧倒的にそれらの人工物が用いられるようになる。幾何学的・直線的であるものはそれら人工物の所産であり、シンボルでもあり、まるで崇拝でもするかのように神懸かり的な勢いで様々な場面に登場、応用されるようになる。

85年経った今でも幾何学模様にはマインドコントロールされてしまう! 

この幾何学的で直線的な模様が、目の前に現われると、まるで催眠術にでもかかったように購入してしまう。「かるくやばい」そんな病に冒され始めたような自覚症状がある。 

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