大貫伸樹の書物楽会

2005-12-22装丁探索其の百(田中編集長)

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製本の実演販売

 

銀座松坂屋7階催事場で「銀座ブックバザール」が本日から28日(水)まで行われている。その一角に、「紙魚の手帳」の編集長・田中栞さんが、製本の実演販売コナーをもうけているので、応援という名目の冷やかしにいってきた。

 

蔵書票を額装して展示したり、小さな和本仕立ての豆本を造りながら販売していた。ほかにも、折り紙で出来る上製本や「紙魚の手帳」(写真上)の最新号なども並んでいた。

 

「紙魚の手帳」36号は、たしか1月10日発売予定のはずであるが、発売に先駆けての極地的特別販売だ。田中さんの、この本にかける意気込の程がうかがわれる。

 

なにせ、1年がかりの編集で、200点もの蔵書票と蔵書票作家のエッセイを集め、やっとのことで発売にこぎ着けたのだから。端で眺めているだけしか出来なかった私にも、「紙魚の手帳」36号への思い入れの程も愛着も可愛さも痛いほどよくわかる。沢山売れてくれれることを祈ります。

 

そんな田中編集長をよそ目に、私は、古書市の会場を一回りして、「松竹座ニュース 」(松竹座、大正14年)(写真下)という表紙ともども8頁のパンフレットを見つけた。久しぶりに出合い頭に胸キュンさせられ一目惚れしてしまう程の装丁に出会った。今日の収穫はこれだけで充分満足させてくれるほどの一冊である。

 

大正15年にこれほどのデザインをする人は一体誰なのか? とおもって探してみたが、どこにも装丁家の名前が記載されていない。表紙の隅に「SHIN」というモノグラムが記されているが、不勉強でこのサインが誰のものなのかは、解読できない。

 

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林哲夫林哲夫2005/12/26 16:38山田伸吉です。拙著「古本スケッチ帳」をご参照いただければと思います。

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